USB3 Vision® カメラ側ライブラリ
- 機能概略
- 産業用カメラインターフェースUSB3 Vision® V1.01準拠のファームウェアライブラリです。
USB3 Vision®は、現在ほとんどのPCで標準搭載されているUSB3.0を使用した産業用カメラ規格で、フレームグラバも不要で安価にシステムを構築できる上、実効レートで2.5Gbps以上の性能を手軽に出すことができます。
データの信頼性はUSB規格のリンクレイヤー側で担保され、原則としてデータロストが発生せず、また比較的PCの負荷も軽いのが特徴です。
デマンドクリエイション社製USB3 Vision® ライブラリは、Xilinx®社製FPGA ZYNQ Ultrascale+で動作し、デバイス内蔵のUSB3.0ハードコアブロックを使用することで、一般的なIPコアのようにFPGAファブリックを消費することなく、ファームウェアのみで動作します。
ステレオカメラやAIによる画像認識処理などの結果を、追加のFPGAコストや、USB3.0用の外付けデバイスを用意することなく、PCへ高速に転送することが出来ます。
ファームウェアを動作させるプロセッサとしては、Cortex-R5 が使用できます。画像処理に必要なCortex-A53のリソースを 消費しません。
- 特徴
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- 画像データはフォ ーマット の異なる 複数のコ ンポーネントを一度に送信可能。
- Chunk Dataに対応。これによりコンポーネントの識別や、画像認識結果の情報などを画像データに付加することが可能。
- XMLデータはコードに埋め込めるほか、SDカードに書き込むことでも組み込みが可能。
- 動作に必要なメモリーは、400kByte程度。このほかにフレームバッファの為の領域が必要。
- 実際にUSB3 Vision®カメラとして動作するリフ ァ レンスコードが付属
- リファレンスデザインはUSB3 Vision®の認証に必要なValidation Suiteテスト及びUSB3 Command Verifier Chapter 9 Testをすべてパス
- ブロック図
- 対応FPGA
- Xilinx®:ZYNQ Ultrascale+
- パフォーマンス
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- Intel®Z390チップセットのUSB3.1 Gen1ポートへ接続
- 2560x2048 8bit monoフォーマットで連続撮像
- eBUS Playerを使用し、2680Mbpsの性能
- 評価ボード
- Ultra96やZCU102などを使用しての評価、開発が可能です。
詳しくはお問い合わせください。 - 型番、ライセンス形態
プロジェクトライセンス。
バイナリ提供。
6ヶ月サポートDC-U3V-TX-BIN-ZUSP ※デバイスファミリーはZYNQ Ultrascale+のみ対応となります。
同じデバイスファミリーであれば、どの規模のデバイスでも使用できます。
パーマネントライセンス。
ソースコード提供。
12ヶ月サポートDC-U3V-TX-SRC-ZUSP ※デバイスはその時点サポートしているものすべて対応となります。
- パンフレットダウンロード
- USB3 Vision® IPコア プロダクトブリーフ